![カラダにいる菌の紹介 [ 身体の外側 ]](https://i1.wp.com/quallia.me/wp-content/uploads/2017/08/exercise-2099096_1280.png?fit=1280%2C982)
全身の細胞の数よりはるかに多くカラダに棲む菌!
カラダのどこにどんな菌がいるのか、ザクッと紹介します。
カラダの外観
肌には約10種類ほどの菌がいて、異物や病原菌から肌や内臓を守っています。
全身
まんべんなく全身にいて、肌をしっとりさせてくれるのが表皮ブドウ球菌。
この菌が肌で増えてくれないと、
黄色ブドウ球菌が暴れて、傷口に繁殖して化膿したりカサカサ・かゆみのもとになったりします。
ほかには、うるおいをつくるけど増えすぎるとニキビのもとになるアクネ菌などもいます。
顔や背中
皮脂腺・汗腺が多い顔や背中などには、脂や汗を好むニキビダニ、
こん棒のような形をした酵母菌マラセチアなどがいて、
ニキビのような発疹の原因となります。
肛門
身体の表面にある部位で、一番悪さをする菌がいるのが肛門です。
手や髪もいい勝負ですが、やはり肛門にはかないません。
肛門には、お腹の中に棲む数百兆個の菌の仲間がウロウロしています。
セキやくしゃみで町内の菌が口から出ることはありませんが、
うんこさんやオナラに混じって出てくるのです。
うんこさんには1グラム当たり1000億個以上、
一日にでるオナラ1〜1.5リットルには、
ビフィズス菌やラクトバチルス菌などいい菌もいますが、
食中毒の原因になる大腸菌やO-157菌が潜んでる可能性もあります。
手
手は、肛門に次いでバイ菌が多い場所。
足でお尻を拭いてます、という人はまずいないでしょう?!
パンツを上げたり、下ろしたり、拭いたり・・・・。
トイレで間接的にも肛門あたりをウロウロする手は、菌をもらいやすいです。
手に触るものすべてに菌がついているのですからたまりません。
料理で鶏肉に触れたら食中毒の原因菌であるサルモレラ菌が、
鼻を触れば黄色ブドウ球菌がつきます。
水分や汚れがたまりやすいツメと指先の間にある谷も、菌の宝庫です。
鼻・耳・髪周辺
この辺りは、黄色ブドウ球菌の密集地帯。
フケには黄色ブドウ球菌がいっぱいです。この菌は食べ物について増殖すると、
食中毒の原因にもなります。調理の際はなるべく髪は触らないようにしましょう!
鼻の穴、鼻水、耳にも黄色ブドウ球菌がたくさんいます。
鼻や耳にピアスをしていて、そのあたりをよくいじるのはやめましょう。
ピアスの穴は黄色ブドウ球菌のいい住処です。
足
足裏は、一日にコップ1杯の汗をかくといわれ、靴の中は暖かく蒸れているため、
かかとの角質層もはがれやすくなっています。
ここには汗、湿度、栄養(角質層)と、菌の大好物全部がそろっています。
そのため、足には実に1億個もの菌が大増殖しています。
普段はおとなしくのんびり屋のバシラス菌、ミクロコッカス菌、黄色ブドウ球菌、コリネバクテリウム菌などが増えに増え、あの独特の「足のニオイ」のモトになる脂肪酸を次から次ヘとつくりだします。
しかも、靴や靴下で密閉状態にあると、汗に含まれる重炭酸イオンが急増。
重炭酸イオンは悪さをする悪玉菌が好むアルカリ性。
こうして悪さをする菌がますます増えるのです。
ま と め
今回はカラダの表面に棲む代表的な菌を部位別に書きました。
一般的な超入門編になりますので、ザクッとここにこんな菌がいるんだどいう参考にしてください。
ただ注意していただきたいのは、黄色ブドウ球菌は食中毒の原因菌であることは確かです。
しかし厄介者の黄色ブドウ球菌も、全く不要というわけではありません!
お肌の上で、菌たちにも食物連鎖のようなものがあったり、その連鎖のおかげで
肌の恒常性を保つうるおいベールができていたりもします!
一部の菌だけが大量発生したりだとか、化粧品の防腐剤などで、
一部の菌だけが除菌、殺菌されることで調和が崩れるのが問題なんです。
Qualliaの基礎化粧品が、完全無添加であることや、
高濃度にマコモ菌を入れているのは、菌の調和やバランスを守る目的もあります。